はじめに
『アナと雪の女王(アナ雪)』といえば、
日本でも社会現象になるほどの大ヒットとなったディズニー映画です。
その中でも、今なお多くの人の記憶に残っているのが
エルサ役を演じた松たか子さんの声と歌ではないでしょうか。
「なぜ松たか子だったの?」
「ほかに候補はいなかったの?」
「話題性だけじゃないの?」
このように感じる方は少なくないと思います。
この記事では、松たか子さんはなぜアナ雪のエルサ役に選ばれたのか
という疑問について、公式情報+当時の背景+私自身の視点を交えながら、深掘りしていきます。
松たか子が『アナ雪』エルサ役に選ばれた最大の理由とは?
結論から言うと、松たか子がアナ雪のエルサ役に選ばれた理由は、
「歌が上手い女優」だったからではありません。
ディズニーが求めていたのは、
圧倒的な歌唱力
繊細な感情を“声だけ”で表現できる演技力
王女としての品格と孤独を同時に感じさせる存在感
このすべてを兼ね備えた人物でした。
そして、それに最も近かったのが
松たか子さんという女優だったというわけです。
ディズニー日本語吹替のキャスティング方針が厳しすぎる
まず前提として知っておきたいのが、
ディズニー作品の日本語吹替キャスティングは非常に厳格だということ。
知名度だけで選ばれない
原語版の声質・雰囲気との一致を重視
歌唱力は「プロ中のプロ」レベルが必須
特に『アナと雪の女王』は、ミュージカル映画としての完成度が極めて高く、
エルサ役は作品の“核”でした。
つまり、中途半端な実力では絶対に務まらない役だったのです。
松たか子はオーディションで選ばれていた
意外に知られていませんが、
松たか子さんはオーディションを経てエルサ役に選ばれています。
本人もテレビ番組で、
「ディズニーのヒロインは一生に一度だと思って挑戦した」
と語っています。
✔ コネ
✔ 話題作り
✔ 有名女優だから
こういった理由ではなく、純粋に実力で勝ち取った役だったという点は、もっと評価されていいと私は思います。
松たか子の“声”はエルサの孤独と完全に重なっていた
エルサというキャラクターは、
・強く見せようとしている
・でも本当は怖くて不安
・誰にも頼れず孤独
そんな複雑な内面を持っています。
松たか子さんの声には、
・張り上げない強さ
・無理をしない自然な低音
・感情を押し付けない余白
があり、「感情を説明しなくても伝わる声」なんですよね。
これは声優だけでも、歌手だけでも出せない、“女優として積み重ねてきた人生の厚み”だと私は感じます。
「Let It Go(ありのままで)」が松たか子でなければ成立しなかった理由
『アナ雪』最大の名シーンといえば、やはり「Let It Go(ありのままで)」。
この曲、実は歌唱力だけなら歌える人は他にもいたと思います。
でも松たか子版が特別なのは、
・力で押さない
・叫ばない
・無理に感動させにこない
それなのに、静かに、確実に心に刺さるところ。
「ありのままでいい」と歌うその声が、“そう言い聞かせているようにも聞こえる”。
このニュアンスは、順風満帆な人生では出せない声だと思うんです。
歌舞伎の血筋と「王女らしさ」という意外な共通点
もう一つ興味深いのが、松たか子さんが歌舞伎の名門・松本家の出身だという点。
ディズニー側は、
・王女としての立ち居振る舞い
・声ににじむ品格
・凛とした空気感
も重視していたと言われています。
育ちや環境によって自然に身につく
「品」や「間」は、演技だけでは補えない部分。
エルサという“孤高の女王”に、松たか子さんが自然と重なった理由のひとつだと感じます。
世界が認めた松たか子のエルサ
多言語版「Let It Go」の映像を聴くとわかりますが、
松たか子さんの歌声は、世界基準で見てもまったく引けを取っていません。
実際、ディズニー本社スタッフからも
「ぴったりのエルサに出会えた」
と評価されています。
日本版エルサは、“日本向けにアレンジされた存在”ではなく、世界のエルサの一人として認められていたのです。
松たか子がエルサだったから、アナ雪はここまで愛された
もしエルサが、
・もっと派手で
・もっとわかりやすく
・もっと感情を爆発させる声
だったら、ここまで長く愛される作品になったでしょうか。
私はそうは思いません。
松たか子という女優が持つ、
・抑制された感情
・静かな強さ
・自分を受け入れていく過程
それがエルサと重なったからこそ、『アナと雪の女王』は子どもだけでなく大人の心にも深く残る作品になったのだと思います。
まとめ|松たか子は「なぜ選ばれた」のではなく「選ばれるべくして選ばれた」
改めて整理すると、
・松たか子はアナ雪エルサ役をオーディションで勝ち取った
・歌唱力・演技力・品格のすべてが基準を超えていた
・声そのものがエルサの人生と重なっていた
つまり
松たか子は、なぜ選ばれたのか?ではなく、選ばれる以外の選択肢がなかった存在だったのだと思います。
今あらためて『アナ雪』を観ると、エルサの声の奥にある、松たか子という女優の人生まで聞こえてくる気がします。
それこそが、このキャスティングが“伝説”と呼ばれる理由なのかもしれません。
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