はじめに
1990年代と聞いて、あなたはどんなファッションを思い浮かべますか?
ルーズなシルエットにチノパン、スウェット、そして色褪せたデニムジャケット・・。
それらを誰よりもかっこよく着こなし、日本中の若者の「おしゃれのお手本」だったのが、そう、90年代ファッションの神、木村拓哉さんです。
この記事では、90年代ドラマを中心に活躍した木村拓哉さんのファッションスタイルに焦点を当てながら、当時大流行したアメカジスタイル、特に「デニムジャケット」にフォーカスし、今改めてその魅力を深掘りしていきます。
90年代ドラマと言えば=木村拓哉の時代だった
90年代のテレビドラマ界において、木村拓哉さんの存在は別格でした。
ドラマに出演すれば毎週トレンド入り、演じた役の職業が「なりたい職業ランキング」に入り、ドラマで着ていた服が即完売──。
木村拓哉さんの代表作には「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」「ビューティフルライフ」「HERO」などがあり、どの作品でも、木村拓哉さんのファッションは一大ムーブメントとなりました。
中でも私が印象的だったのは、1997年の「ラブジェネレーション」
広告代理店勤務という役柄ながら、カジュアルでちょっとやんちゃ感のあるファッションが魅力的で、まさに「キムタク流アメカジ」が完成されていました。
90年ドラマの木村拓哉のアメカジスタイルとは?キムタクが火付け役となった理由
「アメカジ」とは「アメリカンカジュアル」の略で、
ジーンズ、チェックシャツ、スウェット、Tシャツ、レザージャケット、デニムジャケットなど、アメリカの学生や若者が着ているようなスタイルを指します。
木村拓哉さんは、まさにその「アメカジ」を、日本人に向けて最高にスタイリッシュに着こなして見せてくれました。
当時はまだ、「カジュアル=だらしない」と思われがちな風潮がありましたが、キムタクが着ると一気におしゃれなスタイルに昇華される。
それほどまでに、木村拓哉さんの影響力は絶大だったんです。
90年代ドラマの木村拓哉がデニムジャケットに革命を起こした男
アメカジの象徴とも言えるアイテムが、デニムジャケットでした。
木村拓哉さんはドラマでも雑誌でも、プライベートスナップでも、デニムジャケットを多用していました。
代表的な着こなし例:
「若者のすべて」(1994年)では、古着っぽいユーズド感あるデニムジャケットをボロボロのTシャツと合わせてラフに。
雑誌「MEN’S NON-NO」では、タイトなデニムジャケットに白Tシャツ、チノパン、ブーツという超王道スタイル。
街のスナップ写真でも、ネルシャツの上に羽織る、パーカーの上に重ねるなど、アレンジの幅広さに驚かされます。
今見ても「古臭い」とは思えないのがすごい。
むしろ「今このまま着てもイケてる!」と感じてしまうのは、やはり木村拓哉さんの着こなしセンスとスタイルの良さゆえだと個人的には思います。
90年代ドラマの木村拓哉流「アメカジデニムジャケット」の3つのポイント
木村拓哉さんの着こなしから学べるポイントは、ただ真似をするだけじゃありません。
現代にも通じるテクニックが、しっかり詰まっているんです。
ジャストサイズを選ぶ
90年代はオーバーサイズも流行っていましたが、木村拓哉さんは基本的に肩幅ぴったり&丈短めのジャストサイズを着用していた印象です。
これが、スタイルをよりシャープに見せる秘訣なのかなと個人的には思います。
レイヤードを楽しむ
Tシャツの上にネルシャツ、その上にデニムジャケット。
あるいは、パーカーと重ねてフードを出す──。
木村拓哉さんは「重ね着の達人」でもありましたよね。
清潔感を忘れない
アメカジは「汚れてもOK」なワークスタイルが原点ですが、木村拓哉さんのアメカジは常に清潔感がありました。
古着でもシルエットを整え、着崩しすぎないのがキムタク流だったように思います。
90年代ドラマの木村拓哉のファッションは、なぜ時代を超えて支持されるのか?
当時、キムタクのファッションをマネしていたのは若い男性だけではありません。
女性も「彼氏にこんな服着てほしい」と思い、街のアパレル店でも「木村拓哉さんみたいなジャケットはありますか?」といった声が後を絶たなかったそうです。
20年以上経った今でも、キムタクファッションがSNSやYouTubeで再評価されているのはなぜか?
理由は大きく3つあります。
普遍的なスタイル(流行に左右されないベーシックさ)
個性とバランスの両立(派手すぎず地味すぎない)
着る人への「説得力」(魅せ方がうまい)
これらを全部体現していたのが、まさに木村拓哉さんだったんです。ほんとファッションン界にも絶大な影響を与えましたよね。
90年代キムタク流アメカジを今こそ楽しもう
最近ではZ世代や20代の若者の間でも「平成レトロブーム」が起きています。
90年代のファッションやドラマ、音楽が「新しくておしゃれ!」と評価されているんです。
だからこそ、今こそ「木村拓哉流アメカジ」を再評価するタイミング!
デニムジャケットも、おじさんアイテムではなく、「あえて着こなす」おしゃれ上級者アイテムへと進化しています。
木村拓哉さんのように、
・コンパクトなサイズ感
・シンプルなインナーとの組み合わせ
・ワークっぽさと品のある佇まい
このバランスが取れれば、きっと今の時代でも通用するスタイルになると個人的には思います。
まとめ:90年代ドラマの木村拓哉が教えてくれた「ファッションは自由」
木村拓哉さんが90年代に見せてくれたファッションの魅力は、ただのトレンドではなく、自分らしく着ることの大切さだったように思います。
アメカジやデニムジャケットも、着こなし次第でガラッと印象が変わる。
だからこそ、自分の体型やライフスタイルに合わせて、「自分なりのキムタクスタイル」を楽しんでみてください。
もしあなたのクローゼットに、少し色あせたデニムジャケットが眠っていたら──。
今日から、キムタクをお手本に「90年代ファッション」をもう一度、楽しんでみませんか?
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